説明
Easy Walker Fx(EA)-の基本情報
価格 | $349 |
通貨ペア | AUDCAD, EURUSD, GBPUSD, GBPCAD,EURGBP, GBPCHF, EURJPY, USDCAD |
時間足 | M15 |
取引スタイル | スキャルピング |
端末 | MT4 |
返金保証 | 30日間の返金保証あり。特に返金条件はなし |
8つの通貨ペアにおいて、高頻度エントリーでスキャルピングします。
2014年の初旬からフォワードテストが開始されており、比較的古くから販売されているEAになります。
収益性・ドローダウンの評価
Easy Walker Fxは複数の業者でフォワードテストが行われています。
稼働環境:IC Markets(リアル口座)
稼働開始:2014/3/17
(2020/5/3時点)
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2014/3/17 | 非公開 |
残高 | 2020/5/3 | 非公開 |
運用ロットサイズ | 残高に応じた変動ロット設定 | |
期間 | 73ヶ月 | |
合計収益 | 非公開 | |
合計収益率 | +619.7% | |
月間利率(複利) | +2.7% | |
月間利率(単利) | 変動ロット設定 | |
最大ドローダウン | 16.4% | |
勝率 | 71.0% | |
総取引数 | 5298回 |
2014年3月からの運用で約6年という長期に渡り、右肩上がりの収益曲線となっている点は評価して良いでしょう。
平均月利(複利計算)+2.7%、最大ドローダウンに関しても16.4%と十分に素晴らしい結果と言えます。
Easy Walker Fxは日本時間(GMT+9)の早朝(午前6時~7時頃)、MT4サーバー時間(GMT+2/3)の深夜(午後11時~午前1時頃)を狙ってトレードします。
このタイミングは小刻みなレンジ相場になりやすく、短期逆張りでのスキャルピングには適した時間となっています。
一方でこの時間帯は市場の流動性が低い(取引が活発ではない)ため、FX業者のスプレッドが開きやすく、またスリッページが発生しやすくなります。
したがってこの時間帯の小さな値幅を狙うスキャルピングは利用するFX業者によって、結果が異なります。
Easy Walker Fxはまさに最も利用するFX業者によって結果が左右される類のEAである点は認識された方が良いかと思います。
取引分析-エントリー
既に記載した通り、日本時間の早朝に短期逆張りスキャルピングトレードを仕掛けていきます。
以下のMT4取引履歴チャートでは、特にトレンドの方向とは関係なく、エントリーして細かく決済している様子が分かります。
■EURUSD 4時間足 白=BUY 赤=SELL
また以下のMT4取引履歴チャートはは5分足でエントリーポイントを拡大してみたものですが、超短期逆張りでエントリーしていることが分かります。
■EURUSD 5分足 白=BUY 赤=SELL
上のチャートの右側では買いポジションを利益確定した後で、即座に売りエントリーしていますが、このように状況によってはドテンしてさらに利益を狙いに行くことがあります。
取引分析-決済
Easy Walker Fxのポジションクローズは内部ロジックメンイとなりますので、利益確定・ロスカットのpips幅は状況によって異なります。
全体的な傾向でいうと利益確定は大体10pips以内で、ロスカットに関しては10~20pipsとなることが多いです。
平均値としては、利益確定-6pips、ロスカット-12pipsとなります。
平均してロスカットの方が利益確定よりも2倍近い水準になるものの、ロスカットも比較的小刻みに入れながら稼働するEAであることが分かります。
取引分析-取引頻度
Easy Walker Fxは非常に取引頻度が高いタイプのEAになります。
約1450日(土日除く)の稼働日数で、全通貨ペアの合計で約5300回エントリーしています。
1日に換算すると3.5回エントリーしているという計算になります。
通貨ペア別で見ると以下のとおりとなります。
■通貨ペア別 取引回数/獲得pips
通貨ペア | 取引回数 | 取引回数割合 | 獲得Pips |
USDCAD | 947 | 18% | 710.2 |
EURUSD | 876 | 17% | 845.1 |
EURJPY | 873 | 16% | 1228.1 |
EURGBP | 637 | 12% | 752 |
GBPUSD | 632 | 12% | 421.7 |
GBPCAD | 521 | 10% | 690.9 |
AUDCAD | 332 | 6% | 774.6 |
GBPCHF | 316 | 6% | 11.2 |
AUDUSD | 164 | 3% | 101.4 |
計 | 5,298 | 100% | 5,535 |
フォワードテスト環境
Easy Walker Fxのフォワードテスト環境はいずれもリアル口座での結果となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
そもそもリアル口座での結果が公開されていますので、リアル口座とデモ口座の結果の差については考える必要はありません。
ただし、既に説明したとおり、市場の流動性が低いタイミングでスキャルピングトレードするEAとなりますので、取引環境に違いに敏感であることは認識されておいた方が良いでしょう。
したがって利用するブローカーによって結果が異なる可能性があります。
バックテストの結果
稼働期間 | 2010/1/3~ | 2013/6/25 |
41ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000 | |
運用ロットサイズ | 【固定】0.1ロット | |
最終残高 | 34,598 | |
合計収益 | 33,598 | |
合計収益率 | 3459.8% | |
平均月利(複利) | 9.0% | |
平均月利(単利) | 変動ロット設定 | |
最大ドローダウン(相対) | 31.8% | |
最大ドローダウン(金額) | 変動ロット設定 | |
プロフィットファクタ | 1.72 | |
勝率 | 76.3% | |
総取引数 | 1247回 |
しかしながら少々フォワードテストの結果と乖離しすぎているという印象を受けますので、バックテストの結果はあまり参考にしない方が良いでしょう。
バックテストはスプレッドやスリッページが固定された環境での結果になりますので、朝スキャ系のEAはバックテストとリアル口座の結果が乖離しやすいという傾向にあります。
Easy Walker Fxのまとめ
Easy Walker Fxは多通貨ペアでアグレッシブにエントリーするスキャルピングEAとなります。
フォワードテストでも良い結果が出ているアカウントがあります。
ロスカットと利益確定のバランスが悪い訳ではなく、極端なコツコツドカンではないため期待したいところですが、取引の時間帯と言う点では不透明性が高いというのが事実です。
Easy Walker Fx が主戦場とするMT4サーバー時間(GMT+2/3)で0時台近辺というのは最もスプレッドが広がりやすく、スリッページが起こりやすい時間になっています。
この時間帯にわずずかなpips幅を狙ったスキャルピングは稼働環境に左右されます。
利用するブローカーなどで結果は異なってくるかと思いますので、扱いづらいEAであることは間違いありません。
利用するのであれば、スプレッドの狭い優良業者において、上記の懸念事項を認識した上で利用された方が良いでしょう。
Easy Walker Fxの推奨FX業者
既に説明したとおりスプレッドが狭く透明性の高い優良業者で稼働させる必要があります。
日本国内で利用できる取引コストが低い優良業者はAxiory(アキシオリー)が第一候補になります。
TradeViewも取引コストの低い優良業者になりますので候補になりますが、最少取引単位が0.1ロットとなっており、少々ハードルが高いのがネックとなります。
また、フォワードテストで使用されているICMarketsも優良業者ですが、規制により日本居住者は利用できません。
低取引コストFX業者のスプレッド・手数料の計測結果を以下ページで比較していますので、よかったら参考にしてください。
>>参考:低スプレッド・低手数料 FX業者ランキング【計測結果に基づく】
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